ふるさと納税の返礼品の中でも常に人気の和牛、世界中で「wagyu」と呼ばれ親しまれており、現在その種類は320種類以上にものぼります。
和牛の定義は「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」の4種類とこれらの交雑種であることが必須条件ですが、その中でも「ブランド牛」と呼ばれる銘柄牛は、品種や飼育方法など、それぞれのブランドが決めた基準を満たしています。
日本3大和牛である松坂牛、神戸牛、米沢牛をはじめとした、和牛ならではの味と香りを堪能できるブランド和牛をご紹介します。
松阪牛
とろける食感と上品な香りが特徴
日本を代表する3大和牛のひとつである松坂牛は、黒毛和牛の中でも生後12ヶ月までに松阪牛生産地域に入り、出荷まで育てられています。
その旨みを引き立てるのは、甘く上品な和牛香。不飽和脂肪酸を多く含んだ良質な脂は、手のひらにのせただけでも溶け出すほど。とろける食感を味わえます。
神戸牛
海外でも知名度が高く人気の和牛
兵庫県の但馬牛のうち、肉質等級の格付けなどの基準をクリアした牛だけが、神戸牛と名乗ることができます。
神戸牛の味わいは肉の「甘み」「香り」はもちろんですが、きめ細かな「口溶け」が特徴です。摂氏14℃と融点の低さの霜降りを堪能するには、すき焼きでいただくのがおすすめです。
近江牛
約400年以上も続く
歴史ある黒毛和種
豊かな自然環境と水に恵まれた滋賀県内で飼育される近江牛。きめ細かくなめらかな肉質とさっぱりした甘い脂が特徴。重たいソースとの相性も良く、著名なフランス料理店でも提供されています。
米沢牛
豊かな自然が育んだ
ミネラル豊富な飼料で育った和牛
山形県の置賜エリアで育てられた黒毛和種の米沢牛。寒暖差が大きく季節の移ろいが激しい土地で育ったため、上質な旨みと適度な脂身のバランスがちょうど良い肉質になります。
但馬牛
ブランド和牛のルーツ
深い渓谷などの急峻な地形が多い兵庫県のたじまで古くから育ってきた但馬牛。日本の黒毛和牛の90%がこの但馬牛の血を引いていると言われています。
もともと耕運や荷物を運びをしていた但馬牛の肉質は骨が細く、皮下脂肪が少ない良質な筋繊維が特徴。赤みと脂の旨さが絶妙なバランスです。
飛騨牛
柔らかくきめ細かい肉質の黒毛和牛
炙ったお肉を酢飯といただく「お寿司」や「朴葉味噌焼き」などで有名な飛騨牛は、山紫水明と謳われる岐阜県の豊かな自然でのびにびと育てられました。
しっかりと入った美しい霜降りの肉はピンク色で、その味わいは口の中でとろけるような芳醇な香りが特徴。しつこすぎない脂身の風味は繊細な味わいです。
<出典>
松阪牛協議会公式サイト
https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/matsusakaushi/oishisanohimitsu.html
神戸肉流通推進協議会公式サイト
https://www.kobe-niku.jp/contents/about/definition.html
米沢牛銘柄推進協議会公式サイト
http://www.yonezawagyu.jp/
JAたじま公式サイト
https://www.ja-tajima.or.jp/
LIVEJAPAN PERFECT GUIDE
https://livejapan.com/ja/in-tohoku/in-pref-yamagata/in-yamagata-suburbs/article-a3000178/
近江肉牛協会
https://omiushi.jp/
近江牛 生産・流通推進協議会
https://oumiushi.com/
飛騨牛銘柄推進協議会
https://www.hidagyu-gifu.com/hidagyu.php