海外旅行が“非日常の贅沢”から、“感性を磨く時間”へと変わりつつある昨今。もし「予算の制限がまったくない」とすれば、どの国に向かいたいのでしょうか?
株式会社 阪急交通社 が 20代以上の男女537名を対象に実施したアンケート結果から、“理想の旅先”として選ばれた国々をランキング形式でご紹介します。
世界が憧れる文化圏──「行きたい国」ランキングTOP10
1位:イタリア

古代ローマ遺跡、ルネサンスの美術館、地中海の食卓──イタリアは五感を刺激する魅力に満ちています。
旅行先として予算の制限がなくなるなら、バチカン美術館やウフィッツィ美術館をプライベートガイド付きで巡る贅を選びたいところ。改装された古城ホテルや海岸線のヴィラでの滞在、美食を極めたレストランでの食事が“時間を買う旅”として成り立ちます。芸術と歴史、味覚と景観が交差するこの国は、旅の格を一気に引き上げる舞台となるでしょう。
2位:フランス

パリの石畳、シャンゼリゼ通り、シャンパーニュのワイン――フランスは洗練と美の象徴です。
高級ホテルに宿泊し、世界トップクラスのフレンチを味わい、名門ブランドのショッピングも旅の一部。建築と芸術の歴史が街全体に息づく中で、観る・聴く・味わうをハイレベルで楽しむことができます。日常から隔絶された時間を望むなら、フランスはその答えとなる国です。
3位:イギリス

王室文化、伝統的建築、格式高いホテル──イギリスは旅に落ち着きと品格を求める大人に似合います。
テムズ川沿いのラグジュアリーな滞在、豪華列車での旅、歴史都市での文化体験。それらが組み合わされば、“旅そのものがステートメント”となります。英国の佇まいを味わいながら、旅を品格あるものにしたいと思う方に最適な国です。
4位:北欧(デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド)

フィヨルドの深い峡谷、デザイン都市の静謐な空気、オーロラの神秘――北欧は旅先として“待つ価値”を持つ場所です。
物価が高くとも、その背景には豊かな自然体験と洗練されたデザインが存在します。豪華客船や氷上ホテル、ラグジュアリーなリゾートで過ごす時間は、いわば“選ばれし旅”です。静けさの中で立ち止まり、感性を研ぎ澄ませるひとときを実現するには理想の地と言えるでしょう。
5位:ハワイ

白い砂浜、青い海、緑の山々――ハワイはリゾートの王道でありながら、ラグジュアリーな滞在としても評価されます。
オーシャンフロントの客室から眺めるダイヤモンドヘッド、プライベートサンセットクルーズ、一流スパでの癒し。そんな体験を望むなら、ハワイは十分にその期待に応えてくれます。気軽さと上質さが交差する旅先として、安定した魅力を持っています。
6位(同率):オーストラリア/スイス

オーストラリア:
広大な大地、グレートバリアリーフ、ラグジュアリー・ロッジ。オーストラリアでは冒険と洗練が共存します。
ヘリコプター遊覧でサンゴ礁を俯瞰し、ウルルの夕暮れをラグジュアリーテントで迎えるという選択肢も。都市部ではオペラ鑑賞やアート巡りも可能。冒険心と上質感の両立を追求する旅にこそ、この国はふさわしい舞台です。

スイス:
アルプスの名峰、氷河特急、湖畔のホテル――スイスは“景観と洗練”の両立地です。
1等車の列車旅、湖畔の5つ星ホテル、山の上の隠れ家リゾート。すべてが“旅の質”を引き上げる素材となります。静かに時を過ごし、自然の美と調和する旅を選びたいなら、スイスはおすすめです。
8位:ドイツ

中世の街並み、古城ホテル、ロマンティック街道――ドイツは物語を旅に変える国です。
可愛らしい木組みの家々や芝居小屋、クリスマスマーケットの灯りが、旅のテンションを静かに高めます。格式高いホテルや星付きレストランを選びつつ、童話の世界に身を置く時間を持つのも大人の贅沢です。
9位:アメリカ

ニューヨークの摩天楼、ビバリーヒルズの豪邸、グランドキャニオンの雄大な峡谷――アメリカは“スケール”そのものが旅の魅力です。
ヘリコプター遊覧、超高級ホテル、プレミアムショッピングなど、規格外の贅沢を実現できる舞台。時間と資源をかけてこそ味わえる旅を求めるなら、まさにこの国がその答えとなるでしょう。
10位:スペイン

情熱的な文化、美しい建築、美食の国――スペインは“心を揺さぶる旅”を約束します。
アルハンブラ宮殿やサグラダ・ファミリア、歴史的な宮殿ホテルに滞在しながら、本場の料理とワインを堪能する。静かな海岸線や内陸の風景も魅力で、ゆったりと感度を磨きたい旅にふさわしい国です。
旅の目的が“体験”に変わる時代
今回のランキングで特徴的なのは、上位10位すべてが「文化・歴史・美」が強く関わる国であるという点です。単なる観光ではなく「文化を通して自分を豊かにする旅」への関心の高まりです。「予算が無限なら」が設問の前提だからこそ、旅の目的が“ビーチで過ごす”よりも“感性を磨く”方へシフトしたとも捉えられます。

空間そのものを楽しみ、味覚を研ぎ、時間を贅沢に味わう——
そんな旅が理想とされているのでしょう。
旅行は純粋なリフレッシュにとどまらず、「ひとつ上の時間を過ごす」手段として位置づけられています。行き先を選ぶことは、どんな時間を過ごしたいかを選ぶこと。このランキングは、その“理想の旅の在り方”を映し出しているのかもしれません。
※参考:PR TIMES発表「予算が無限にあったら行きたい海外旅行先ランキング」(阪急交通社調査)より編集部構成
旅を知る、旅を創る 阪急交通社
株式会社阪急交通社は、1948年創業、阪急阪神東宝グループに属する総合旅行会社です。
ラグジュアリーな旅や文化体験を得意とし、個人・法人問わず多様な旅の提案を展開。40カ所以上の国内拠点と、海外における現地法人・駐在員事務所を通じて世界基準のサービスを提供しています。
公式サイトでは「ロイヤルコレクション」など、オーダーメイド型の旅ブランドも展開。非日常を求める旅好きを満足させる一社として、旅慣れた読者にも安心してお勧めできる存在です。

