英国を代表するラグジュアリー・スポーツカーブランド、アストンマーティン。その象徴的な「DB」シリーズに、さらなる進化を遂げた新モデル DB12 S が登場しました。
従来のDB12をベースに、動力性能・デザイン・クラフトマンシップのすべてを一段引き上げたこのモデルは、ブランドが掲げる“ドライバーズ・グランドツアラー”という哲学の完成形とも言える存在です。
圧倒的パワーと精緻なコントロール性能

心臓部には、4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最大出力700PS、最大トルク800Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.4秒。
しかし数字のインパクト以上に魅力的なのは、その“滑らかさ”です。新たにチューニングされたサスペンションと電子制御ディファレンシャルが、路面状況に応じて瞬時に反応。パワーを過剰に感じさせない、緻密で知的なドライビングフィールを実現しています。


また、カーボンセラミックブレーキを標準装備し、27kgの軽量化を達成。制動性能とハンドリングバランスを同時に高め、サーキットから日常のワインディングロードまで、ドライバーに極上の一体感をもたらします。
ダイナミズムを宿す造形美

エクステリアは、DB12 S専用のアグレッシブな造形を採用。
新設計の大型フロントスプリッター、シャープなボンネットルーバー、ブラックアウトされたディテールが、静止していてもスピードを感じさせるデザインに仕上げられています。


リアにはクアッドエキゾーストと立体的なディフューザーを配置し、走行時の空力効率とビジュアルインパクトを両立。見る者の視線を惹きつける存在感は、まさに“英国の貴族的猛獣”と呼ぶにふさわしい風格です。
カラーリングにもこだわりが見られます。新色「ヴァルカン・ブラック」や「オニキス・ホワイト」など、光の角度で深みが変化するペイントが、ラグジュアリーでありながら野性的なニュアンスを引き出しています。
室内に息づくアストンマーティンの哲学

キャビンはクラフトマンシップの真髄。
セミアニリンレザーとアルカンターラを贅沢に用い、手縫いのステッチが流れるようなラインを描きます。


ヘッドレストには「S」バッジをエンボス加工で配置。センターコンソールには最新のインフォテインメントシステムが備わり、直感的な操作性と上質なタッチ感を両立。ドライバーとクルマが“呼吸を合わせる”ような感覚が得られる作りです。

また、サウンドシステムは英国Bowers & Wilkins社の最新ユニットを搭載。走行音に干渉しないチューニングにより、静寂の中で音楽の奥行きを楽しむことができます。
「グランドツアラー」の新たな理想形

アストンマーティンが追求するのは、単なる速さや豪華さではなく、長距離を優雅に駆け抜けるための“走る芸術”。DB12 Sはその理念を体現する一台であり、圧倒的なパフォーマンスと快適性、そしてスタイルの融合によって、真のグランドツアラーの姿を示しています。
予約注文はすでに開始されており、2026年初頭のデリバリーが予定されています。限られた顧客に届けられるこのモデルは、単なる移動手段ではなく、『人生の豊かさを象徴する「パートナー」』としての価値を持つ存在となるでしょう。
DB12 S の詳細|Aston Martin Japan 公式
アストンマーティン
アストンマーティンは、1913年に英国で誕生した高級自動車ブランド。クラフトマンシップと先進技術を融合し、エレガンスとパフォーマンスを兼ね備えたモデルを世に送り出してきました。ゲイドンを拠点に、スポーツカーやSUVを世界50カ国以上に展開。そのデザイン哲学は、常に「美しさと走りの調和」を追求しています。