シンガポール発の高級イヤホンブランドDITAが3年ぶりに送り出す新フラッグシップ「VENTURA(ヴェンチュラ)」は、ブランドの音響哲学を結晶化させた一本です。発売は2025年11月7日(金)、価格は税込798,000円。
独自開発の「V4ドライバー」と「クアッド・バッフルシステム」の組み合わせにより、これまでにない解像度と立体的な音場を実現。音の粒立ちや空間再現性を徹底的に追求した結果、ハイエンド・イヤホンの新基準とも呼べる完成度に到達しました。
新開発「V4ドライバー」──広帯域・低歪みの理想を追求

「VENTURA」に搭載されたV4ドライバーは、振動板素材から磁気回路設計までをDITAが一から設計した新ユニット。極薄ダイヤフラムと高磁束密度のネオジウムマグネットにより、広い周波数レンジと低歪み再生を両立しています。
特に中高域の透明感と伸びやかさが印象的で、ヴォーカルの質感や弦楽器の余韻までリアルに再現。モニター用途にも耐えうる精密な音作りが施されています。
「クアッド・バッフルシステム」が描く立体的な音像

VENTURAのもう一つの革新が、ハウジング内部に設けられた4層構造の音響バッフルです。
このシステムは音圧の流れを段階的にコントロールし、不要な共振を抑制。結果として、音の定位感と奥行きが飛躍的に向上しています。
特にクラシックやジャズなど、空間の広がりを重視するジャンルでは、まるでスピーカーで聴いているかのような立体感を体感できます。
精密加工による美しい筐体設計


ハウジングは航空機グレードのアルミニウムをCNC切削で成形。わずかな曲線まで計算されたフォルムは、不要な振動を抑えつつ高い剛性を確保しています。
鏡面仕上げのシルバーグレーの質感は高級時計を思わせ、外観からもDITAのクラフトマンシップが伝わります。付属の「OSLOケーブル」には高純度OCC銅線が採用され、伝送ロスの少ないクリーンな音を提供します。
音の“静けさ”を設計する哲学

DITAが一貫して重視するのは「静寂の中の音」。VENTURAでは不要な響きを極限まで抑えることで、音の立ち上がりと減衰がより自然に。結果として、音楽の“余白”までも描き出すような静謐なリスニング体験を実現しています。
80万円クラスという価格帯ながら、VENTURAは単なる高級志向ではなく、“正確で美しい音”を求めるリスナーにとっての最終到達点といえるモデル。オーディオファンはもちろん、音楽制作やマスタリングに携わるプロフェッショナルにとっても、新たな基準となる一台です。
DITA「VENTURA」製品情報



発売日:2025年11月7日(金)
価格:798,000円(税込)
販売:DITA公式ストア/全国のオーディオ専門店
VENTURA 詳細 – DITA Audio Japan【公式】
DITAについて
2012年にシンガポールで創設されたオーディオブランドDITA(ディータ)は、「純粋な音を、最も美しく届ける」という理念のもと、設計から組み立てまでを一貫して自社で手がけています。
ひとつひとつの部品にまで妥協を許さず、精密加工や音響設計に職人の手仕事が息づくDITAのイヤホンは、世界中のオーディオ愛好家から高い評価を受けています。芸術性と技術の融合を追求するブランドとして、DITAはこれからも“リスニングの理想形”を更新し続けています。
